結露・カビについて①-1

2023年07月20日

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社長の小宮です。

弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。

 

前回、「賃貸住宅のペット飼育」に関する記事を公開いたしました。

その中では、 ペット飼育の場合の借主の原状回復義務 についてもお話ししています。

 

今回は、ペット飼育時と同様に借主の原状回復義務の範囲となりやすい「カビ」について、簡単にお話しさせていただこうかと思います。

 

まずは、カビと密接な関係がある「結露(けつろ)」についてのお話し。

 

 

「結露」発生の原因

 

「飽和水蒸気量」と「露点温度」の関係で「水蒸気が凝縮」して・・・

と、難しい話になると読んでいる人も私自身も嫌気が指すのでココでは簡単に。

ヨイコノミンナ、アツマレー

 

冬の寒い日、部屋を暖かくしていると窓が水滴(結露)でビッショリ・・・

どなたにも経験がある事と思いますが、そのため多くの人は結露の原因を

「室温が高く、外気が低いと窓に発生する」

と、認識されていると思います。間違いではありません。

しかし上記の原因は実のところ、結露発生原因の一部でしかありません。

それでは実際に「結露」とは、どういった仕組みで発生するのでしょうか。

 

水分」は、温度が高ければ蒸発し気体(水蒸気)に、低ければ液体(水)に、更に低くなれば固体(氷)に形を変えていきます。小学生の頃に理科で習いましたね。

ヨイコハ、オボエテルヨネ?

液体や固体は目に見えてその場に留まっていますが、気体は目には見えず空気中を漂っています。

この「空気中に漂う水分気体」が結露の素です。

 

部屋が暖かくなればより多くの水分が気体に、部屋の室温が下がれば空気中の増えすぎた水分は液体へと変わり表面に表れる・・・これが結露の仕組みです。

 

 

では、実際の生活の中に置き換えてご説明しましょう。

 

冬の夜、外は冷え込んでいますが家の中は暖房でポカポカ。

アッタカイヨネー

お食事の準備、お風呂、お洗濯、はたまた人体から

実は普通に生活しているだけで部屋の中の「水分気体」の濃度はドンドンと高くなっていきます。

 

でも、部屋が暖かいうちは空気中の水分も気体のまま。

わずかに外気の温度に近い「窓ガラス」付近の水分だけが結露として表れる程度です。

※皆さんがよく見るビッショリのアレですね

窓の結露くらいなら拭き取ってしまえばいいので放置さえしなければ問題はありません。

 

怖いのは、室温全体が下がり、いまだ空気中を漂っていた「水分気体」がドンドン液体に変化していく事の方です。

 

室温がドンドン下がる時間帯・・・

 

そうです。つまり、

結露が最も発生するのは「就寝以降なのです。

ネテルトキダヨー

 

就寝後、暖房が消された室内はみるみるうちに室温が下がっていきます。

空気中に溜まりに溜まった大量の水分は、気体から液体へと変わり、部屋の外気へ近い方、つまり壁、天井、窓など あちこちに「結露」として表れる・・・

 

実は皆さんが寝静まっている頃に「結露」は最も表れているんです。

 

結露のフィーバー時間帯 = 寝てるとき

 

「この暑い時期に言われてもピンと来ない」・・・のは重々承知。大事な事なので覚えておきましょう。

 

 

はい。今日のところはここまで。

次回は「結露による被害」についてお話しさせていただこうかと思います。

 

 

エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。

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