家賃滞納のトラブル事例②-4

2023年10月22日

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社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。

 

今回は、前回(ルームシェアの末路)の続きです。
前回の記事

 


ファミリー向け物件にルームシェアで入居してきた学生2人。
近所の評判もよい入居者でしたが、就職が決まって1人が引っ越した途端
残った1人が様々な問題を引き起こし始めました。

 


周辺の入居者に迷惑を掛けるような事は一切なく
家賃の支払いも遅れる事は一切なし
会えば元気よく挨拶が出来るいい子と近所で評判
共用のゴミ集積所も進んで掃き掃除するなど好青年

 

↑コレ、全部、先に退去したAくんのみの評判でした。
後から分かった事ですが、残ったBくんは所謂「いいかげんな奴」だったそうです。
家賃に限らず光熱費などの支払い関係もAくんに任せっきり。
折半するはずの家賃も、度々Aくん1人に払わせていたそうです。
部屋の掃除も、ゴミ捨ても、面倒な事は全てAくん任せ。
そんなAくんが居なくなったら居なくなったで「クソ真面目な邪魔者がいなくなった」と
悪友を家に招き入れてバカ騒ぎする始末。

 

ああ。ダメだこりゃ。

 

・・・まあ、その後も色々ありましたが、やはり1番の問題は溜まってしまった未納家賃。
本人とはほとんど連絡の取れる状態ではなかったので、いよいよ連帯保証人に請求する事に。

 

Bくんの連帯保証人はお母様です。
早速、お母様にお電話を入れました。

 

私 「あ、Bくんのお母様ですか?○○マンション管理会社です」
お母様 「あ、息子の住んでるマンションですか?何かありましたか?」
私 「Bくん、家賃を滞納してしまっています。現在3ヶ月分です。」
お母様 「私は無理です。払えません。ガチャン ツーツーツー・・・」
私 「・・・」

 

ああ。この人もダメだ。

 

以降、弊社からお電話を入れても、全く電話に出なくなってしまいました。

 

 

 

退去勧告
この記事の冒頭でも触れましたが、最近は「賃貸保証会社」との保証契約を必須条件として物件契約をしています。
そのため、最近はこういった案件の法的手続きは保証会社にお任せしており、弊社では実施していません。
しかし今回の記事の件の当時、保証会社なんてものはありませんでしたので、当然、そういった法的手続きも弊社で実施していました。

 


入居者は問題ばかりを起こし未納も溜める一方
連帯保証人にも未納を支払う意思はなし
しかも、どちらも全然電話に出ないで無視を決め込んでいます

 


粛々と退去勧告・明渡し訴訟へ
詳細は、記事にすると結構なボリュームになるので、そのうちに違う記事でご紹介する事にさせていただきます。たぶん。

 

ここでは結果だけ。
Bくんは退去勧告を無視、訴訟の呼び出しも無視、いよいよ強制執行という段階で慌てて退去していきました。
残った未納は(ブツブツと文句を言ってましたが)連帯保証人のお母様に分割で全額お支払いいただきました。

 

 

 

教訓
ルームシェアは契約者以外の同居人にも注意

 

 

 

今回もお読みいただきありがとうございました。
次はまた違った話題についての記事にする予定です。

 


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