事故物件について①-4

2024年01月26日

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社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。

 

今回は、前回(事故物件について)の続きです。
前回の記事

 

 

 

前回は事故物件の告知期間についてご紹介しました。
今回は事故物件の見分け方についてお話しさせていただきます。

 


事故物件の見分け方
前回の記事で、事故物件に該当する場合は仲介業者が重要事項説明書に記載の上、告知する義務があるとご案内しました。
つまり、よほど悪質な業者でない限りは、契約時に事故物件であるか否かが判明します。
しかし、物件をお探しの方の中には
告知期間3年より前の事故状況も知りたい
契約前の段階で事前に事故の有無を知りたい
悪質な仲介業者かどうかなんて分からないから不安

と、お思いの方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで、事前に事故物件かどうか分かるかもしれない、もしくは事故物件の可能性があるヒントとなる確認ポイントをご紹介いたします。
但し、紹介するポイントはあくまで「参考」ですので、確実に結論が得られる保証はない事を予めご承知置き下さい。
それでは参りましょう。

 


ポイント❶ 「瑕疵あり」「告知事項あり」の記載の有無
不動産業者は、契約時の重要事項説明書への記載の義務と同様に、募集時の募集要項へも記載することを求められています。
その為、事故物件の場合は募集の段階で物件情報に記載されている可能性が高く、事前に確認できるポイントとなっています。

 

確認場所
募集図面、もしくはネット情報欄
確認方法
備考欄特記事項に「瑕疵」あるいは「告知事項」の記載がないか
確認ポイント
告知事項あり」と記載があった場合でも、その詳細までは載っていません。
心理的瑕疵なのか物理的瑕疵なのか環境的瑕疵なのか
この段階では判別できません。
気になる物件に「告知事項あり」の記載があった場合は、どんな内容の瑕疵なのか仲介業者や管理会社に問い合わせをしてみましょう。

 

ポイント❷ 不自然な募集条件になっていないか
周辺の他物件と比較して明らかに条件が良い、家賃が安い、という場合は注意が必要です。
安いのにはそれなりの理由がある」からです。
単純に貸主さんが「1日でも早く入居者を決めたいから」という理由だけであれば問題はありません。
(と言うか、そんな理由だけで安いなら、それは掘り出し物の物件ですね)
しかし、そうでないなら、周辺物件よりも安くしなければならない理由が必ずあるはずです。
特に注意すべきは「極端に安いのに全然決まらない(いつも募集している)」物件です。

 

確認場所
募集図面、もしくはネット情報欄
確認方法
周辺より極端に安い家賃
確認ポイント
まずは❶と同様、備考欄に「告知事項」がないか確認しましょう。
記載がない場合でも、仲介業者や管理会社に問い合わせて質問してみましょう。
事故物件でなかったとしても、なぜ極端に安いのかの理由が分かるかもしれません。
尚、問い合わせても納得のいく回答が得られなかった場合、事故物件などはどうしても避けたいという方だったらその物件は見送った方が無難かもしれません。

 

ポイント❸ 不自然な修繕箇所がないか
これは物件の内見時の注意点です。
内見に行くと、ごく稀に不自然な修繕の仕方をしている物件に出くわす事があります。
特に、下記について違和感を覚えたら注意が必要です。
寝室のフローリングが一部、他と明らかに違う素材・色になっている
物件自体は比較的古めなのに浴室だけなぜか新品

 

確認場所
現地室内
確認方法
不自然な修繕箇所がないか
確認ポイント
まずは❶と同様、備考欄に「告知事項」がないか確認しましょう。
記載がない場合でも、同伴の仲介業者に質問してみましょう。
事故物件でなかったとしても、なぜ不自然な修繕なのかの理由が分かるかもしれません。
尚、質問しても納得のいく回答が得られなかった場合、事故物件などはどうしても避けたいという方だったらその物件は見送った方が無難かもしれません。

 

ポイント❹ ネットの事故物件情報・事件情報を調べる
事故物件情報サイトと言えば「大島○る」が有名ですね。
但し、一般ユーザーの投稿による情報まとめサイトなので、全ての情報が正確なのかは何とも言えません。
実際に修正依頼の投稿もよく見かけますし。
これは「大○てる」だけではなく全てのネット情報に言える事ですが、全ての情報をうのみにせず、参考程度に留めておきましょう。

 

確認場所
インターネット
確認方法
事故物件や事件情報を検索して目的物件と照合
確認ポイント
参考程度に確認しておき、該当する書き込みがあったら仲介業者や管理会社に問い合わせてみましょう。
これも、質問して納得のいく回答が得られなかった場合、事故物件などはどうしても避けたいという方だったらその物件は見送った方が無難かもしれません。

 

 

 

以上になります。参考になりましたでしょうか。

 

はい。今日のところはここまで。
今回もお読みいただきありがとうございました。
次はまた違った話題についての記事にする予定です。

 


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