賃貸住宅の騒音騒ぎ②-4

2023年11月09日

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社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。

 

今回は、前回(アパートの騒音?)の続きです。
前回の記事

 

 

 

下階の住人の話し声が気になって眠れないと言う入居者様からのクレーム。
「直接本人に苦情を言いにいく」という入居者様に対して、弊社から踏み込んだ
内容の対応策をアドバイス。本日はその中身についてのご紹介です。

 


弊社の対応❷
弊社では、規約違反ほどではない「生活音のトラブル」にお困りの入居者様に対し、下記の対応をさせていただいております。

 

考えられる対応策の紹介
「管理会社からの注意喚起にも関わらず改善されない」
「すぐに再発する」 などの状況が続き、
どうしても我慢できない場合の自身での対処法をご紹介しています。
その候補は以下の通りです。

 

❶ 引き続き管理会社に注意喚起を依頼
メリット
・相手に自身を知られる事がないので安心
・相手に接触する機会がないので安心
デメリット
・相手が通知を読んだり電話に出ない限り、問題の存在に気付かない
・引き続き強い警告は出来ないので、本人が自覚しない限り効果は薄い

 

❷ 直接、訪問して注意喚起を実施
メリット
・相手に「困っている内容」と「コチラの意向」が確実に伝わる
・本人の訪問はそれだけで❶案よりも「強い警告」になる
デメリット
・相手に自身を知られる事になり、無用なトラブルに巻き込まれる恐れがある
・相手によっては逆効果となり、無用なトラブルに発展する可能性が高い

 

❸ 手紙を投函して注意喚起を実施
メリット
・相手に「自身の言葉で」意向を伝えられるので❶案よりも「強い警告」になる
・相手に接触する機会がないので安心
デメリット
・相手が手紙を読まない限り、問題の存在に気付かない
・文面によっては身バレのリスクがあり、トラブルに巻き込まれる恐れがある

 

❹ 警察に相談 (#9110など)
メリット
・警察からの注意喚起に成功すれば改善の可能性は極めて高い
・相手に接触する機会がないので安心
デメリット
・軽微な音では取り合ってもらえない可能性が極めて高い
・「通報」に逆恨みされ、余計に話がこじれる可能性もある

 

❺ 弁護士に相談
メリット
・法律の専門家により、状況に応じた対処をしてもらえる
・相手に接触する機会がないので安心
デメリット
・軽微な音では効果的な対策をしてもらえない可能性が高い
・相応の費用が掛かる

 

❻ 役所に相談 (各役所に設置の相談室等利用)
メリット
・同様の相談の経験を基に、状況に応じたアドバイスをもらえる
・相手に接触する機会がないので安心
デメリット
・❹❺のような法的な効力はないので効果は薄い
・騒音の問題に対応する部署がない場合もある

 


❷は、余計に話がこじれる可能性が高く、特に女性入居者には管理会社としてオススメ出来ません。
❸は、文面にコツがあったりするので注意が必要。
❹❺❻は、効果はありそうですが、それなりにデメリットも孕んでいるので注意が必要。
また、今回のケースのような場合は「管理会社に相談してください」と門前払いされる可能性が高そうです。

 

紹介しておいてなんですが、正直、デメリットの大きさやその効果に疑問符が付くものばかり。
ただ、「音」の問題で管理会社に解決してもらえなかった入居者様は、「他に何か対策は無いのか」という事をお知りになりたい場合がほとんどですので、例としてご紹介しております。
ご紹介をした上で、「・・・という理由で、オススメ出来ません」と伝えています。
今回のケースでは、私の話に納得いただき❶案で様子を見る事で落ち着きました。

 

 

 

はい。今日のところはここまで。
次回は、「手紙での注意喚起の注意点」についてお話しさせていただこうかと思います。

 


エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
賃貸住宅の管理先をご検討のオーナー様はお気軽にご相談下さいね。
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