テナントビルの不正駐輪①-1

2024年01月11日

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社長の小宮です。

弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。

 

管理先には事業用ビル、いわゆるテナントビルもございますが、今回は「テナントビルの駐輪場」についてお話しさせていただきます。

 

 

 

以前、「 賃貸マンションの不正駐輪 」 についての記事を公開致しました。

今回は、同じような悩みを持つテナントビルでの出来事をご紹介させていただきます。

 

 

本厚木駅から徒歩2分、商業地と住宅地が混在するエリアに弊社管理のテナントビルがありました。

企業の営業所、医院、事務所、学習塾などが入った事務所系ビルなのですが、1つ、頭を悩ます困りごとがありました。

 

 

テナントビルのトラブル事例

関係者以外の不法駐輪・放置自転車

 

理由❶ 行政の路上駐輪の取り締まり

ビルのある厚木市、特に駅前周辺の市街地は、路上駐輪や放置自転車の取り締まりを強化しており、気軽に「歩道や車道に停めておく」なんて事は出来ません。

結果、そういった車両が駐輪場のある施設に集まってきます。

施設の許可・無許可に関わらずです。

 

理由❷ 有料駐輪場の目の前

ビルの目の前には、厚木市の運営する有料駐輪場がありました。

月極契約だけでなく、日貸し、時間貸しも受け付けている施設だったので、毎日たくさんの自転車やバイクが集まっておりました。

施設が空いているうちは問題ないですが、満車だったり営業時間外だったりすると行き場を失った車両は目の前のビル駐輪場に雪崩れ込んできます。

もちろん弊社の許可はありません。

 

理由❸ 入りやすさ・停めやすさ

ビルの駐輪場は前面道路沿いに併設されており、入口扉もなく常に開放状態の駐輪場だったため、外部の人間でも非常に入りやすい状況でした。

また、ビルの駐輪場は、当然「ビル関係者専用」ですが、利用するのはテナントの従業員だけではありません。

医院の患者さん、営業所のお客様、塾の学生さんや親御さん などなど

故に、駐輪シールの配布や区画割りなどが出来ないので、駐輪者の管理はほぼ不可能。

自由に出入りできて利用者の特定もされていない駐輪場は、不正者にとっては恰好のカモと言えます。

 

理由❹ 立地の良さ

当ビルは最寄りの本厚木駅から徒歩2分の場所にありました。

前述の有料駐輪場がある関係で、自転車・バイクの往来が大変多いエリアなのですが、それだけに不正ライダーの目に留まりやすい立地と言えます。

自宅から最寄り駅まで自転車・バイクを使う通勤・通学者にとっては理想的な保管場所となっています。

 

 

以上のような理由から、当ビルの駐輪場はいつもとんでもない量の自転車・バイクで埋め尽くされておりました。

 

これは「賃貸マンションの不正駐輪」の記事でも申し上げましたが、正に「駅前物件の宿命」と言えるでしょう。

 

 

 

はい。今日のところはここまで。

次回は「以前の対策とその結果」についてお話しさせていただきます。

 

 

エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。

賃貸物件の管理先をご検討のオーナー様はお気軽にご相談下さいね。

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